大村さくら法律事務所

​離婚調停

​

​

離婚が成立したときは，成功報酬が約２０万円かかります。

相手方から解決金や養育費の支払を受けるなど経済的利益があれば，別に，経済的利益の１７．２８％の成功報酬が発生します。

私は，子どもを養育している妻の代理人となることが多いのですが，その場合に力を入れているのは「養育費」を十分な額に近づけることです。
「離婚」といえば「慰謝料」をいかに多くするか，とお考えの方が多いと思います。慰謝料ももちろん大事ですが，これから長い間，お子さんを育てるにはお金が必要です。

例えば５歳のお子さんを育てている場合，養育費を１ヶ月５万円とすると５万円✕１２ヶ月✕１５年＝９００万円になります。慰謝料の相場は２００万円とか３００万円ですから，養育費がいかに大きいかがわかります。
残念ながら，裁判所が考えている「養育費」は子どもを養育する母親にとって十分な額とはいえません。私は，子どもを育てるには裁判所が算定する養育費では足りないことを一生懸命，立証しています。
養育費は，長い間，元夫に払ってもらうものです。途中で支払が途切れないようにするためには，子どもを元夫に会わせることも必要といえます。「子どもを父親に会わせたくない。」と考えるお母さん達も多いので大変申し訳ないとは思うのですが，ＤＶや虐待がない場合は元夫と定期的に会わせることも，調停では検討することになります。